先日は、ワークショップ
「 時間を香る、聴く、創る 」に
お越しくださった皆様、ありがとうございました。

今回のワークショップは
「おとじかん」として活動されている
音楽療法士の詩乃さんの提案から始まりました。
茉莉花 まりかさんにもお声がけし
6月10日『時の記念日』に合わせて行うことにしたワークショップ。
着想から半年。
まずは、『時の記念日』について調べていくうちに
時間は、人間が生み出した概念であって
時計の針が進むという現象に
あまりにたくさんの
大切な何かを、大切にしないで過ごしてきたのではないかと思えてきました。
日々、時間に追われながら、あっという間に過ぎていく
と言っていては、もったいない!
実際は、もっと自由で、感覚的で
永遠のようだったり、刹那的だったり
自分の意志で時間や未来も決めれるのだと、ハッとしました。
規則的で絶対的な「時間」というのでは
到底納得できない実感があると思います。
時計の歴史を調べながら
私の中で、どことなくよそよそしくて、冷たい印象だった「時間」に
改めて愛着が湧いてきたのです。
詩乃さんには
過去を思い返すことができる曲
未来や希望を感じることができる曲など
音のメニューの中から皆様にリクエストを聞きながら
時間に関わる音楽を演奏していただきました。
詩乃さん奏でる温度がある音や声は
一度耳から入ってくると
心や記憶に深く深く刻まれます。
不思議なことに、午前も午後も1曲目のリクエストが
「ラベンダーの咲く庭で」という曲でした。
ワークショップ中に
茉莉花さんにふと話を振り、茉莉花さんに顔を向けると、ひっそりと号泣していました。
(もちろん午後も)
そんな茉莉花さんには
お部屋に飾って
日々、時間の経過を楽しめるフラワーアレンジメント作りを教えていただきました。
いつもとは異なるグリーンたっぷり。
用意された植物たちは
そのままドライになるもの
種がこぼれて落ちて、次世代に繋がるもの
根っこがでてくるもの
多肉植物も一緒に
経年美化。
奥が深いです!
細やかなところを見れば見るほど愛おしいアレンジ。
個性が輝く素敵な作品ばかりでした。
香りは、限定的に
今日をどんな一日にしたいか
今夜、お布団に入って、はぁ〜と深呼吸した時に
どんな香りを香っていたいか
イメージしながら香りを作っていただきました。
同じイメージでも、全く異なる香りが出来上がったり
もう「感謝」しかないです
という素敵なお言葉と香り、さらに詩乃さんの音楽も重なって
ウルウルしてしまいました。
自由な感覚の狭間を行き来していただき
時間に「香り」、「色」、「音」、「形」を乗せて
自分だけの "時間" を表現していただいたワークショップ。
何か感じ取っていただけて
これを機に、愛おしい時間をたくさん過ごしていただけたら嬉しい限りです。
ありがとうございました。
おとじかん 詩乃さん
茉莉花 まりかさん
素晴らしい時間をありがとう!