春が近づいているんだなぁ、と感じた今日の陽気。
日も長くなり、いろいろな植物の蕾が膨らんできて
そのお陰で、私もなんとなく楽しいような心持ちです。
アロマテラピーを学び始めて約20年。
精油BOXの精油の並び順を初めて変えてみました。
今までは、精油名のアイウエオ順に
(学び始めた当初は、植物の学名を覚えるためにアルファベット順に)
並べていました。
理由は、なんとなく。
というか、何も考えていなかったです…笑
それを、先日コンサルテーションについて学んだ際に
精油の並びも重要だということを教えていただいたので、早速。

精油が採られる植物の部位
花、果実、葉、樹脂、木部、種子(スパイス)で分けて並べました。
すると、全く違うんです。
それぞれの精油が持つ得意技が意識でき
そして、お客様にあった精油を提案しやすくなりました。
と、思っています。
どういうことかというと…
【花】から採られた精油は
蕾から花びらが開くように、心を開放したり、やさしく心を包み込まれるような気持になったり、華やかで幸せな気分にさせてくれます。
そして、受粉を促し、種子を残すため、ホルモンバランスを整えてくれる精油です。
【葉】から採られた精油は
スッキリとした香りが多いです。
葉は光合成によって必要な栄養や酸素を生み出すので
呼吸器系のケアに適していたり、抗菌作用などが高い精油。
集中力を高めたり、呼吸が楽になり感情のバランスをとってくれることもあります。
【樹脂】から採られた精油は
個性的な香りもありますが、幹の傷を塞いで癒すことから
私たちの心身も癒し、抗菌、スキンケアに優れています。
神話に登場することが多く、神聖で穏やかな気持ちに導いてくれます。
【木部】から採れた精油は
森林が思い浮かぶ香りで、リラックスや気持ちを鎮める助けになります。
根から枝葉に栄養分を運び、背骨のような役割をしているので、志を高く真っすぐに進んでいくのを助けてくれます。
【果実】から採れた精油は
みずみずしく、さわやかな香りが多いです。
種子を遠くへ、そして発芽しやすいところに運んでもらうという役割があるので、滋養があり、明るく前向きな気分にさせてくれます。
消化器系のトラブルも改善してくれます。
【種子】から採られた精油は
これから成長するためのエネルギーを蓄えているので
エネルギーを活性化させ、やる気、元気を与えてくれる精油です。
また、自分の核を見つめ直すきっかけも与えてくれます。
というように、精油が抽出される部位の役割と
抽出された精油の作用に関係性があると考えられています。
抽出部位で分類して並べてみると、
精油が選びやすくなりました。
たかが並び順、されど並び順。
20年目の気づき。
posted by BAIKA at 22:57|
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アロマ・ハーブのこと