友だちの妹が出産したのでお祝いです。
あたかも一家の家族かのように
食卓を囲ませてもらって、幸せです。
生後1週間のベイビー
パパに松尾伴内みたいだと言われ
女の子なのに、早速みんなに
バンナイ
と呼ばれていました。
眉間のしわと尖らせた口
かわいい。
愛媛県名物のいもたきを食べながらワイワイしていたところ
ちょいちょい
蜂の子がなんとか、かんとか…
という会話が聞こえてきています。
聞こえているのだけど、なんだか怪しい予感がしたので
聞こえないフリを何度もしていたのですが
ついに
お祝いなので、とっておきの蜂の子を食べよう
という聞き捨てならない言葉が。
蜂の子
小さい頃、おじいちゃんが庭で捕った蜂の巣から
幼虫を出して、それをフライパンで炒って食べていました。
衝撃的だったのでいまだに記憶に残っていますが
もうそういう幼虫やら昆虫やらが大の苦手なので
食べるのなんて、考えられません。
東南アジアを旅行してしていた時
黒々した大きな昆虫を炒ったのをてんこ盛りで売っている屋台
タマゴの中のもうすぐ孵化しそうなヒヨコをスプーンで食べている人
考えられない光景は何度か見たことはあるのですが
私はこういういわゆるゲテモノは一生食べないだろうと思っていました。
それが昨夜の出来事です。
蜂の子でみんなが盛り上がっているので覗いてみると
!!!!!
いやいやいや、これ蜂の子じゃなく
いまにも蜂です!
ブンブン飛び出しそうです。
怖い。気持ち悪い。ありえない…。
これは、スズメバチで土の中にいるのを捕ったもので
とっても貴重なのだそうです。
命をかけて捕るそうです。
素人は絶対に捕れません。
まず捕ろうと思わないです。
そして、食べようと思わないです。
でも、バターで炒られてしまいました。
あぁ、お花のお皿にのってます。
いい焼き色がついています。
香ばしくて、中がドロッとして美味しいよ
というそそられない皆の感想でますます緊張してきました。
肩がこってきました。
美容にいいよと言われ
それなら勇気を出して食べてみようと思い(なんてこと)
ひとつお箸で持ってみて
しばらく・・・。
手がひきつってきたので
もう口に入れるしかないです。
確かに香ばしい、中がドロッとしてる
でも美味しいとかどうとか
ちゃんと味わえません。
どうやって飲み込んだか記憶にございません。
全く予想外に
ゲテモノデビュー
してしまいました。
本当に幻の一品のようで
ベテラン猟師のおじさんならではのおもてなし
でした。